上映予定の映画



第49回 ⾹港国際映画祭 ⽕⿃賞(グランプリ)受賞
第37回 東京国際映画祭アジアの未来部⾨出品
第26回 全州国際映画NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)受賞
第73回 メルボルン国際映画祭 Asia Pacific部⾨出品
バンコク国際映画祭2025 New Voices部⾨出品
第43回 トリノ映画祭コンペティション部⾨出品
第18回 アジア・フィルム・アワード 視覚効果賞ノミネート
第56回 インド国際映画祭 Rising Stars部⾨出品


内なる宇宙と森羅万象。禅に伝わる「⼗⽜図」から紐解く、⼤いなる円環


今は昔、急速に変わりゆく時代の中で、⾃然との繋がりを⾒失った狩猟⺠の「私」は、⾃分の分⾝とも⾔える⽜と出会う。「私」は農⺠となって⽜と共に⼤地を耕しながら、⽊、⽔、⾵、霧、⼟、⽕、万物とのつらなりをただ静かに視つめ、刻み、還る。禅に伝わる悟りまでの道程を⼗枚の⽜の絵で表した「⼗⽜図(じゅうぎゅうず)」から着想を得て、京都・臨済宗大本山 妙心寺の僧侶各位の協力のもとに制作された、圧倒的映像美で誘う、内なる宇宙と森羅万象をめぐる旅。

2024年製作/114分/日本・台湾・アメリカ合作
配給:ALFAZBET、ニコニコフィルム、ムーリンプロダクション


あらすじ



急速に変わりゆく時代。住む⼭を失い、放浪の旅を続けていた狩猟⺠の男は、⼭中で神々しい⿊い⽜と邂逅する。男
は抵抗する⽜を⼒ずくで連れ帰り、⼈⾥離れた⺠家で共に暮らしはじめる。⽣きるために⼤地を耕しはじめた男と⽜だったが、⾃然の猛威の前に、息を合わせることができない。しかし、ある禅僧との出会いをきっかけに、次第に⼼を通わせていく。




解説


⽇本初70mmフィルムを⼀部使⽤、完成まで8年を要した壮⼤なスケールの映像詩


「フィルム以外では映画を撮らない」と明言し、独自の映像哲学で映画制作を続ける蔦哲一朗監督。本作も全編フィルムで撮影し、⻑編劇映画の撮影としては⽇本初となる70mmフィルムも⼀部で使⽤した。⽇本・台湾・アメリカの3か国が⼿を携えた国際共同製作であり、監督の故郷・徳島県三好市をはじめとする四国各地、さらにコロナ禍の台湾でも撮影が行われた。完成まで8年を要し、想像を遥かに超える歳⽉と情熱が注がれた、壮⼤なスケールの映像詩である。


リー・カンション×⽥中泯 ×坂本⿓⼀


ツァイ・ミンリャン作品のアイコンであり、自身も映画を監督している台湾の名優リー・カンションが、この世ならざるものの気配をまとい「⽜と出会う者」を演じ、映画『国宝』で歌舞伎役者・⼩野川万菊役で強烈な印象を残し、先ごろ文化功労者にも選ばれたダンサーの⽥中泯が禅僧として出演。音楽には、⽣前本作の企画に賛同し参加を表明していた坂本⿓⼀の楽曲を使⽤し、場所や時代を超越した世界観をさらに深く印象づけている。

オフィシャルサイトはこちら >>









映画のご予約はこちら

予約は下記のボタンより可能になります。ご覧いただいた映画の半券を持っていただいた方には2回目から1,000円でご鑑賞いただける「シネマポストのリピート割」もございます。お得なサービスなので、ぜひご利用ください。