上映予定の映画



日本の音楽史を変えた先駆者、加藤和彦にフォーカスした
初めてのドキュメンタリー映画


ミュージシャン・高橋幸宏が加藤和彦に寄せた思いから映画の企画が立ち上がり、『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』の相原裕美が企画・監督・プロデュースを担当した。まだネットもSNSもなかった時代に若者世代が支えていた深夜ラジオから、日本全国へ人気が広まったザ・フォーク・クルセダーズの一員。ピンク・フロイドやロキシー・ミュージックを手掛けた新進気鋭のプロデューサー、クリス・トーマスが自らプロデュースしたいと名乗り出て日本よりも先にイギリスで評価されたサディスティック・ミカ・バンドのリーダー。高橋幸宏、坂本龍一、細野晴臣らのYMOメンバーの参加を得て、加藤和彦作品の金字塔と呼ばれたヨーロッパ三部作に代表されるソロアーティスト。作曲家、プロデューサー、アレンジャーの幾つもの顔を持ち、手掛けたアーティスト、楽曲は数えきれない。いつの時代も必ず一歩先にいた音楽家、それ故に後年悩みも深かった加藤和彦の、輝かしい軌跡を追う世界初のドキュメンタリー映画がついに完成した。

2024年製作/118分/G/日本
配給:ナカチカピクチャーズ


あらすじ



日本のポピュラー音楽史に残る数々の名曲を生んだ音楽家・加藤和彦の軌跡をたどったドキュメンタリー。
『ザ・フォーク・クルセダーズ』や『サディスティック・ミカ・バンド』など時代を先取りした音楽性で多くの人々に影響を与え、『トノバン』の愛称で親しまれた加藤和彦。日本初のミリオンヒットを生んだザ・フォーク・クルセダーズの結成秘話、世界進出を果たしたサディスティック・ミカ・バンドの海外公演やレコーディング風景をとらえた貴重な映像、日本のポップスの金字塔といわれる“ヨーロッパ3部作”に隠された逸話などを紹介。さらに、不朽の名曲『あの素晴らしい愛をもう一度』を新たにレコーディングし、さまざまなジャンルのミュージシャンによって進化する楽曲の姿を映し出す。




解説


同じものは作らないをモットーに
ジャンルも多岐に渡る、加藤和彦の功績に迫る


フォーク、ロック、ボサ・ノヴァ、トロピカル・サウンド、レゲエ、タンゴなど、時代時代に敏感に、誰よりも深く研究し取り入れていた加藤。その楽曲の幅広さ、意外性は一人の音楽家の手によるものとは気がつかないかもしれない。本作では、加藤の人生、生きた時代を捉えながら、加藤にどのような変化があったのかを、関係者らの証言や当時の貴重な映像で紐解いていく。どこか飄々と時代を先取りしていた天才的な音楽家、加藤和彦のことを深く知ってほしい。


胸に響く音楽とは……
歌い継がれていくことで時代を超えて愛される、名曲の数々


加藤和彦はその功績を知れば知るほど興味深い人物だった。今まで、もっと語られるべきでありながら、実はあまり語られていない。この映画は、高橋幸宏の加藤和彦に対する想いがきっかけとなり、『音響ハウスMelody-Go-Round』の相原裕美監督の呼びかけで映画の企画がスタート。本作では、彼の曲を愛する若い世代のアーティスト達が Team Tonoban(加藤和彦トリビュートバンド)を結成、名曲『あの素晴しい愛をもう一度』を新たにレコーディング、その模様も描かれており、歌い継がれていくこと、語り継がれていくことの大事さをスクリーンに映し出している。

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2022年 トライベッカ映画祭 正式出品
2024年 AARP 大人のための映画賞(最優秀ドキュメンタリー賞ノミネート)


「失われた週末」は本当に「失われ」ていたのか――


ザ・ビートルズのファンには周知の事実ながら、本当の事情はよく知られていないことがある。ジョン・レノンとオノ・ヨーコが別居していた「失われた週末」(The Lost Weekend)と呼ばれている18カ月間のプライベートな日々のことだ。その時期、ジョンはどこで、誰と、どんな生活を送っていたのか?ジョンとヨーコの元・個人秘書であり、プロダクション・アシスタントを務めていた中国系アメリカ人のメイ・パン。1950年生まれ。移民二世としてニューヨークのスパニッシュ・ハーレムで生まれ育った彼女は、音楽業界入りしてから間もない1973年9月から1975年2月まで、10歳年上のジョン・レノンと18カ月間にわたり恋人関係にあった。これまでは単なるスキャンダルやゴシップの類として我々に伝えられることの多かった「失われた週末」。ジョン&ヨーコというポップカルチャーの巨大な神話に遮られ、歴史の陰に隠れていたジョン&メイのラブストーリーを、メイ本人が自分の口で「私の物語」として語り始める。50年の時を経て、今明かされる真実の物語。それがこのドキュメンタリー映画『ジョン・レノン 失われた週末』である。

2022年製作/94分/アメリカ
原題:The Lost Weekend: A Love Story
配給:ミモザフィルムズ


あらすじ



ザ・ビートルズのファンには周知の事実である、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが別居していた「失われた週末」と呼ばれるプライベートな日々。ジョンとヨーコの個人秘書であり、プロダクション・アシスタントを勤めていた中国系アメリカ人、メイ・パンは、その時期、ヨーコの強い希望でジョンと過ごすことになった。50年の時を経て明かされる、18カ月間の真実の物語とは――。ジョンの名曲の数々や貴重なアーカイブ映像、写真を織り交ぜながら、メイ本人が若き日の自分とジョンとの忘れ難い日々を回想し、彼女の目で見た素顔のジョン・レノンが生き生きと蘇る。




解説


50年の時を経て、今明かされる
ジョン・レノンの18ヵ月間の「失われた週末」の真実


19歳で音楽業界に飛び込んだメイが、ジョンとヨーコに初めて接触したのは1970年。ジョンのマネージャーだったアラン・クラインが運営する「アブコ・レコード」の当時一番若い社員だったメイは、ジョンとヨーコが監督する前衛映画『ハエ(原題:Fly)』(70)と『アップ・ユア・レッグス・フォーエヴァー(原題:Up Your Legs For-ever)』(71)の製作助手を務めた。そこでジョンとヨーコから気に入られ、彼ら専属の個人秘書に指名される。以降、テレビ番組「ディック・キャヴェット・ショー」に袋をすっぽりかぶった妙な格好でジョン&ヨーコと共に出演したり、シングル盤「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」(71)のコーラスに参加してジャケット写真に初めて姿が載ったり(音楽プロデューサー、フィル・スペクターの横に写っている)など、若くて魅力的な“名物秘書”として刺激的な日々を過ごした。だがまもなく暗雲が立ちこめてくる。ベトナム反戦運動のシンボルとなっていたジョンは、当時のニクソン政権並びにFBIから睨まれ、行動を監視されるようになる。さらにビートルズの後処理やソロ活動への賛否などのストレスが重なり、どんどんナーバスになっていったジョン。やがて彼の衝動的な浮気に悩まされるようになったヨーコは、暗礁に乗り上げた結婚生活を解決に向かわせるための“安全策”として、メイにジョンの恋人になるように求めた。「あなた、ボーイフレンドいないわよね?」。当時、メイは22歳。だがヨーコの誤算は、ジョンとメイの間に本気の恋心が芽生えたことだった。こうして1973年9月22日、ジョンはニューヨークの自宅ダコタハウスを離れ、メイと2人でロサンゼルスに旅立った――。


『マインド・ゲームス』『心の壁、愛の橋』…
ビートルズ解散以降、最も芸術的・商業的に成功した
当時のジョンの素顔が生き生きと蘇る


当時ジョンと別居状態にあったヨーコから促されて始まったジョンとメイの交際。2人が一緒に過ごした期間は「失われた週末」という呼び名とは裏腹に、ジョンがビートルズの解散以降のソロキャリアのなかで最も多作で、商業的にも成功した時期でもある。アルバム『マインド・ゲームス(旧邦題:ヌートピア宣言)』(73)、エルトン・ジョンをゲストに迎えてソロ活動では初めての全米シングルチャート第1位を獲得した「真夜中を突っ走れ」を含む『心の壁、愛の橋』(74)、オールディーズのカヴァーアルバム『ロックン・ロール』(75)。そして先述のエルトン・ジョンをはじめ、デヴィッド・ボウイ、ハリー・ニルソン、ミック・ジャガー、ビートルズの盟友リンゴ・スターらとのコラボレーションなど、華やかな交遊の中で次々と作品を結実させていったジョンに、ずっと側にいたメイがクリエイティブ面でも大きな影響を与えたことは間違いない。またメディアに派手な話題を提供した酒飲み集団“ハリウッド・ヴァンパイアズ”(ジョンやリンゴのほか、アリス・クーパー、ハリー・ニルソン、キース・ムーンらがメンバー)の夜遊びの様子や、1974年、パームスプリングスでのポール・マッカートニーとの久々の再会など、ファンでさえなかなか知り得なかった当時のジョンの素顔をこの映画では見ることができる。

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魅入られたら最後
魔女の毒で あなたは目覚める
現実と虚構が交錯する 幻惑の心理サスペンス


奇才ジョセフィン・デッカーの長編4作目である本作は、巨匠スティーヴン・キングにも影響を与えたゴシック作家シャーリイ・ジャクスンの伝記小説に現代的で斬新な解釈を加えた、想像力とダイナミズムに満ちた心理サスペンス。作家自身のキャラクターと執筆過程を描きながら、まるでその小説世界に迷い込んだような幻惑的な映像を作り上げた。“魔女”と呼ばれた作家の姿を圧倒的な怪演で魅せたエリザベス・モスを初め、一流キャストが集結。さらにはデッカーの才能に惚れ込んだマーティン・スコセッシが製作総指揮に名乗りを上げ、2020年には見事サンダンス映画祭へ返り咲いた。

2019年製作/107分/PG12/アメリカ
原題:Shirley
配給:サンリスフィルム


あらすじ



1948年、『ニューヨーカー』誌上に発表した短編『くじ』が一大センセーションを巻き起こした後、新しい長編小説に取り組んでいたシャーリイ(エリザベス・モス)はスランプから抜け出せずにいた。着想の元になったのは、ベニントン大学に通う18歳の少女・ポーラが突如として消息を絶った未解決の失踪事件。部屋に引きこもってばかりいるシャーリイの状況を変えようと、大学教授である夫のスタンリー(マイケル・スタールバーグ)は、バーモント州の学園都市へ移住を計画している助手のフレッド(ローガン・ラーマン)と妻のローズ(オデッサ・ヤング)を居候として呼び寄せる。新居が見つかるまでの間、無料で部屋と食事を提供する代わりに家事や妻の世話をしてほしい——スタンリーに半ば強引に言いくるめられた夫妻は、何も知らずにシャーリイとスタンリーと共同生活を送ることに。他人が家に上がり込むことを毛嫌いしていたシャーリイだったが、ひどい扱いを受けても懲りずに自分の世話を焼くローズを通じて、次第に執筆のインスピレーションを得るようになる。一方、ローズはシャーリイの魔女的なカリスマ性に魅入られ、いつしか二人の間には奇妙な絆が芽生えていく。しかし、この風変わりな家に深入りしてしまった若々しい夫妻は、やがて自分たちの愛の限界を試されることになるのだった……。




解説


エリザベス・モス 怪演 !
巨匠スティーヴン・キングにも影響を与えた
異色作家シャーリイ・ジャクスンの伝記小説が映画化


2018年のサンダンス映画祭でプレミア上映され、『心をかき乱す傑作』と絶賛された『Madeline's Madeline(原題)』(2018)や、A24とApple TV+が共同制作した『空はどこにでも』(2022)で注目を集める奇才ジョセフィン・デッカー。
長編4作目である本作は、巨匠スティーブン・キングが影響を受けて『シャイニング』を書いたと言われる異色作家シャーリイ・ジャクスンの伝奇小説に現代的で斬新な解釈を加えた、想像力とダイナミズムに満ちた心理サスペンス。作家自身のキャラクターと執筆過程を描きながら、まるでその小説世界に迷い込んだかのような幻惑的な映像を作り上げた。
“魔女”と呼ばれた作家の姿を圧倒的な怪演で魅せたエリザベス・モスをはじめ、マイケル・スタールバーグ、オデッサ・ヤング、ローガン・ラーマンといった一流キャストが集結。2020年にはサンダンス映画祭に見事返り咲き、USドラマ部門審査員特別賞を受賞した。また、デッカーの才能に惚れ込んだマーティン・スコセッシがエグゼクティブ・プロデューサーとして名前を連ねている。


シャーリイ・ジャクスン
Shirley Hardie Jackson
(December 14, 1916 – August 8, 1965)


カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。33年、ニューヨーク州ロチェスターへ移住。ロチェスター大学に入学するが中途退学。37年、親元を離れてシラキュース大学に編入学し、後に夫となるスタンリー・エドガー・ハイマンと出会う。在学中、ハイマンらと同大学の文芸誌の刊行に携わり、創作意欲を高めていった。40年、卒業と同時にニューヨークに移り、ハイマンと結婚。42年には第一子が誕生し、のちに三人の子をもうける。ハイマンがベニントン大学の教授陣に加わった45年より一家はバーモント州ノースベニントンに定住した。
48年、ジャクスンは20年代にカリフォルニア州バーリンゲームで育った子供時代を半自伝的に描いたデビュー長編『壁の向こうへ続く道』を出版。ジャクスンの最も有名な短編である『くじ』は、同年6月に『ニューヨーカー』誌に発表されて一大センセーションを巻き起こし、彼女の名声を確立した。51年に発表された長編第2作『絞首人(処刑人)』には、46年に実際に起こったベニントン大学に通う18歳の少女ポーラ・ジーン・ウェルデンの失踪事件の影響が見られる。現在も未解決のこの事件は、ジャクスンと家族が住んでいたベニントン近郊のグラステンベリー山の森の荒野で起こっている。
50年代を通じて文芸誌や雑誌に数多くの短編小説を発表し続け、その一部は53年の回顧録『野蛮人たちとの生活』にまとめられている。59年、ゴーストストーリーの古典ともされる超自然的なホラー小説『丘の上の屋敷』を出版。スティーブン・キングが激賞したことでも知られ、『シャイニング』に影響を与えたと言われる。62年、最後の長編小説となる『ずっとお城で暮らしてる』を出版。ジャクスンを代表する最高傑作と評されるゴシックミステリーとなった。
1960年代になると、健康状態を損ねたジャクスンは闘病生活を送るようになり、48歳の若さで心不全により死去。25年という比較的短い執筆期間で、6つの長編、100を超える短編、家族の日常を描いた2冊のエッセイ、4作の児童書を刊行した。また、多くの長編は映画化もされ、ロバート・ワイズ監督による『たたり』(1963)はホラー映画の古典的名作としても知られる。2008年、彼女の功績を称え、心理サスペンス、ホラー、ダークファンタジーのジャンルにおいて最も優れた小説に贈られる賞としてシャーリイ・ジャクスン賞が創設された。日本では小川洋子、鈴木光司が受賞している。

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2022年 アヌシー国際アニメーション映画祭 長篇部門審査員特別賞
第1回新潟国際アニメーション映画祭コンペティション部門グランプリ


村上春樹の6つの短編「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」を再構築した、村上春樹原作初のアニメ映画!


2011年、東日本大震災直後の東京。置き手紙をのこして突如家を出たキョウコ、妻キョウコの突然の失踪に呆然としながら北海道へ向かうことになる小村、そして巨大な“かえるくん”とともに迫りくる大地震から東京を救おうとする片桐。めくらやなぎや巨大なミミズ、どこまでも続く暗い廊下といった村上春樹ならではのモチーフが、アニメだからこそ表現なしえたマジックリアリズム的な世界観で再現され、人生に行き詰まった3人が遠い記憶や夢をさまよいながら自身と向き合い、ゆるやかに解放されてゆく物語が描かれる。

2022年製作/109分/PG12/フランス・ルクセンブルク・カナダ・オランダ合作
原題:Saules Aveugles, Femme Endormie
配給:ユーロスペース、インターフィルム、ニューディアー、レプロエンタテインメント


めくらやなぎと眠る女 字幕版・日本語版 上映スケジュール



あらすじ



2011年、東日本大震災直後の東京。刻々と被害を伝えるテレビのニュースを見続けたキョウコは、置き手紙をのこして小村の元から姿を消した。妻の突然の失踪に呆然とする小村は、図らずも中身の知れない小箱を同僚の妹に届けるために北海道へと向かうことになる。同じ頃のある晩、小村の同僚の片桐が家に帰ると、そこには2メートルもの巨大な“かえるくん”が彼を待ち受けていた。かえるくんは迫りくる次の地震から東京を救うため、こともあろうに控えめで臆病な片桐に助けを求めるのだった――。めくらやなぎ、巨大なミミズ、謎の小箱、どこまでも続く暗い廊下――大地震の余波は遠い記憶や夢へと姿を変えて、小村とキョウコ、そして片桐の心に忍び込む。人生に行き詰まった彼らは本当の自分を取り戻すことができるのだろうか…。




解説


村上春樹原作、初のアニメ映画化!


世界最大のアヌシー国際アニメーション映画祭で審査員特別賞を受賞、新潟国際アニメーション映画祭で第一回目のグランプリに輝いた『めくらやなぎと眠る女』。本作は音楽家でアニメーション作家のピエール・フォルデス監督が、村上春樹の6つの短編「かえるくん、東京を救う」、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」を再構築した、村上春樹原作初のアニメ映画。実写撮影をベースにした独自の技法と緻密な音響設計によって、村上作品のミステリアスかつ生々しいリアリティを見事に映像化した作品だ。
2011年、東日本大震災直後の東京。置き手紙をのこして突如家を出たキョウコ、妻キョウコの突然の失踪に呆然としながら北海道へ向かうことになる小村、そして巨大な“かえるくん”とともに迫りくる大地震から東京を救おうとする片桐。めくらやなぎや巨大なミミズ、どこまでも続く暗い廊下といった村上春樹ならではのモチーフが、アニメだからこそ表現なしえたマジックリアリズム的な世界観で再現され、人生に行き詰まった3人が遠い記憶や夢をさまよいながら自身と向き合い、ゆるやかに解放されてゆく物語が描かれる。
2022年の新潟国際アニメーション映画祭の審査員長を務めた押井守は「現代文学を表現する最適のスタイルなんじゃないかということで、3人の審査員の意見が一致した、唯一の作品」とコメント。また監督自らが手掛けた音楽もレザルク・ヨーロッパ映画祭で作曲賞を受賞するなど、世界各国で高い評価を得ている。


日本語版、オリジナル(英語)版同時公開!


日本語版では原作の世界観にふさわしいリアルな演技を重視し、磯村勇斗、玄里、塚本晋也、古舘寛治ら実力派の俳優を、映画監督の深田晃司が演出。当初から日本語での制作を夢見ていたフォルデス監督も来日し収録が行われた国際的なコラボレーションによって、オリジナル(英語)版とも異なるリアリティをもつ唯一無二の日本語版が生まれました。

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