第64回 ヴェネチア国際映画祭(2007年)コンペティション部門 正式出品
映画芸術の最前線を切り開くスペインの鬼才
スペインの名匠ビクトル・エリセ監督が「現代スペインで最も優れた映画作家」と称賛したことでも知られる、スペインの俊英ホセ・ルイス・ゲリン監督が2007年に発表した長編劇映画。緻密な音響設計と光溢れる映像美で唯一無二の映画世界を築き上げ、2007年・第64回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品された。ゲリン監督の10年ぶりとなる新作『よき谷の物語』の公開を記念し、幻の名作とされる本作のリバイバル上映が決定。当館では9月26日(土)、1日限りの特別上映。
2007年製作/85分/スペイン・フランス合作
原題または英題:En la ciudad de Sylvia
配給:コピアポア・フィルム
※本作は前売・当日ともに、1,300円となっております
あらすじ
ヨーロッパの古都にあるホテルの一室で目覚めた画家志望の青年は、街のカフェで、かつてバーで会ったことのある美しい女性シルビアの姿を見つける。青年はそのシルビアと思しき女性を追いかけ、街中をさまよい歩くが……。
解説
6年前に出会った
美しい女の面影を求めて、
青年はその街をさまよった。
監督自身の実体験を基に、19世紀フランスのロマン派詩人ジェラール・ド・ネルヴァルの『シルヴィー』からヒントを得て製作された本作は、6年前に愛しあった女性シルビアの面影を求めて想い出の地をさまよう画家志望の青年のオブセッションに満ちた恋物語。フランスの古都ストラスブールを舞台に、アルフレッド・ヒッチコックの『めまい』('58)を彷彿とさせるサスペンスに満ちた美女の追跡劇が緻密な音響設計と光溢れる美しい画面の連鎖で展開され、見るものをどこも知らぬ異空間へと誘う。
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