上映予定の映画



2024年 第74回 ベルリン国際映画祭公式招待作品


すべてはチャイムの音から始まったー。日常の異変から、世界が崩壊していく物語。


黒沢清監督最新作、いびつな恐怖に支配される映画『Chime』。国内外で熱狂的なファンを持つ黒沢清監督は、世界的に注目されるきっかけとなった『CURE/キュア』(97)をはじめ、『回路』(01)、『ドッペルゲンガー』(03)などオリジナルのサスペンス・ホラーを数々送り出してきた。本作はメディア配信プラットフォーム・Roadstead オリジナル作品第一弾として、「自由に作品を制作してほしい」というオーダーから作られたホラーでもサスペンスでもない極めて純度の高い“黒沢清”の描く恐怖が詰まった作品となる。主演は、吉岡睦雄。名バイプレイヤーとして数多くの作品に出演してきた吉岡が、黒沢監督作の初主演を飾る。チャイムとは何なのか、どこから聞こえてくるのか、人を狂わせるサインなのか......。

2024年製作/45分/R15+/日本
配給:Stranger
※本作は配給元の意向により、一律1,500円となっております。


あらすじ



料理教室の講師として働いている松岡卓司。ある日、レッスン中に生徒の 1 人、田代一郎が「チャイムのような音で、誰かがメッセージを送ってきている」と、不思議なことを言い出す。事務員の間でも、田代は少し変わっていると言われているが、松岡は気にすることなく接していた。しかし別の日の教室で、田代が今度は「僕の脳の半分は入れ替えられて、機械なんです」と言い出し、それを証明するために驚くべき行動に出る。田代の一件後のある日、松岡は若い女性の生徒・菱田明美を教えていた。淡々とレッスンを続ける松岡だったが、丸鶏が気持ち悪いと文句を言う明美に、彼は──。松岡の身にいったい何が起きたのか。料理教室で、松岡の自宅で、ありふれた日常に異様な恐怖がうごめき始めたのだった......。




解説


映画の中の三大怖いもの


『Chime』は、黒沢清監督の考える「映画の中の三大怖いもの」を詰め込んだ作品だ。
1, 幽霊の恐怖
2, 自分が人を殺してしまうのでは、法律を犯すのでは、犯人になってしまうのではという恐怖
3, 警察に逮捕されること、秩序の側が迫ってくるという恐怖
この3つを全て実現させることがこの物語の出発点だったという。世界との違和を映し出す撮影や音楽、そして光の演出により観客は更なる恐怖の世界へと誘われる。


ベルリン国際映画祭で世界の観客から拍手喝采!


本作は、今年の第 74 回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門に出品され、上映の際には拍手喝采を浴び話題を呼んだ。国内外で熱狂的なファンを持つ黒沢清監督は、世界的に注目されるきっかけとなった『CURE キュア』(97)をはじめ、『回路』(01)、『ドッペルゲンガー』(03)などオリジナルのサスペンス・ホラーを数々送り出してきた。本作は、黒沢監督の初期作品である『蛇の道』(98)『蜘蛛の瞳』(98)『カリスマ』(99)を彷彿とさせる、現代の‟いびつ“が全編を貫く、極めて純度の高い“黒沢清の描く恐怖”が詰まった作品となる。


実力派俳優の緊張感溢れる演技がもたらす、奇妙な人間模様


主演は吉岡睦雄。名バイプレイヤーとして数多くの作品に出演してきた吉岡が、ひときわ異彩を放つ存在感で、主人公・松岡卓司を演じる他、田畑智子、渡辺いっけいら実力派俳優が緊張感溢れる演技を披露し、唯一無二の奇妙な世界が演出されている。

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